行動科学の有効活用
千葉での再就職支援2年目は3ヵ月が経過した。3ヶ月間の再就職決定人数は堅調に進捗している。4月からの3ヶ月はすべて前年同月の決定人数より多く、4月より5月、5月より6月と人数を増やすことができている。こうした堅調な進捗の理由は行動科学を有効に活用していることにある。
行動科学では、能力と意欲に応じた動機づけと指示の組み合わせ方を明確に示している。能力と意欲の両方が低い場合には、動機づけの必要性は低く、指示が必要不可欠であるとしている。指示とは行うべき具体的な事項を明確にすることである。再就職支援において効果的な指示は2つである。具体的には志望動機の変更、自己紹介の準備である。志望動機の変更は書類選考を突破する上で重要であり、自己紹介の準備は面接を通じての内定獲得において重要である。
履歴書に記載する志望動機は、応募先の企業に入社することの本気度を示すことから重要性が高い。面接での自己紹介では、面接を受けている本人の仕事における長所を組み入れることができるために重要である。面接で仕事における長所を適切に伝えることができれば、内定獲得の可能性を高めることができる。現在の取り組みを継続することで今月以降も、再就職決定人数を増やしていきたい。