株式会社プロセスイノベーションからのお知らせ

お知らせ

事例活用での貢献

190326握手
顧客企業を支援する際に他社事例を活用することで貢献することができる。現在、ある顧客企業(以下、Y社)がデジタル化による変革(デジタルトランフォーメーション)に本格的に取り組むための準備を進めている。Y社による変革への取り組みを支援するために、他社のデジタルトランフォーメーション事例を紹介することを考えている。
紹介候補は協力先からの依頼で研修を実施した企業(以下、M社)である。研修における演習発表を通じてDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み経過を把握することができた。残念ながらM社のDXは失敗事例である。
M社の失敗原因は経営トップのリーダーシップの欠如にある。失敗に至る経過は3つの段階に分けて捉えることができる。最初の段階の失敗はデジタル化を取り組む人材の選定であり、2つの目の段階は組織体制づくりの失敗であり、3つ目は成果追求の時間軸の設定における失敗である。
取り組む人材の選定方法は公募制であり、経営トップの成功への意思が欠如していた。組織体制づくりはプロジェクトを立ち上げることなく、専任部署をつくったことが反省すべき事項である。そして3年足らずで専任部署を解散したことで失敗を決定づけた。M社の教訓を踏まえて、Y社の取り組み支援で貢献してきたい。