実績のつくり方
実績と経験は似ている言葉であるが使い分けは意識されていない。実績と経験は成果の有無で使い分けることが考えられる。成果が無い状態で時間が経過した場合は経験と使うことが妥当であり実績とは表現しにくい。何故ならば実績の績は業績や成績という熟語でも使われている。そのため成果を生み出している場合には実績を使うべきである。
新しい案件を担当後、成果を生み出すことで実績という言葉を使える状態を目指すべきである。4月から担当し始めた地方自治体での就労支援は、紆余曲折があったものの成果を生み出しつつある。
成果を生み出しつつある就労支援は生活困窮者が対象である。3月まで担当していた案件の対象が就職氷河期世代であった。就職氷河期世代を支援する場合の個別面談では、簡単な対象者はいないという認識が前提であった。一方、生活困窮者を対象に個別面談を担当する場合、個別面談を設定すること自体に難しさを伴っている。
前任者が一度も個別面談を実施できなかった支援対象者を引き継いだ場合、引き継ぎ直後に個別面談を設定すること、さらに継続的、定期的に個別面談を実施できる状態は成果の1つとして捉えることができる。今後も成果を増やし続けることによって、実績という言葉を使っていきたい。