築城三年落城三日
築城三年落城三日という格言がある。良好な関係を築くには相応の時間が掛かるが築いた関係は短い期間で崩れてしまうことを説明している。そのために良好な関係を維持し続けることを日々、大切にすべきであると解釈できる。
研修や経営コンサルティングで企業を支援する場合は関係を築く対象は窓口担当と経営者になる。この場合は窓口部門と経営者の社内での関係が影響する。さらに窓口部門と経営者を切り離して、個別に関係構築を考えることもありうる。一方、キャリアコンサルティングの場合は支援対象者との個人対個人の関係をいかに築くかを着目することになる。
対象企業であれ、また個人であれ、良好な関係構築には双方の主体性が必要である。企業の場合、社内業務の充実を考えることが主体性の起点である。個人の場合、担当業務や日々の生活習慣の充実が主体性に結びつく。そのため支援に当たっては対象の主体性を引き出すことが重要である。主体性の引き出しにおいては1人1人が持つ資質が影響する。キャリアコンサルティングでは支援対象者が約束していた日時を一方的に失念するといった劣悪な資質に直面することがある。資質を見極めながら具体的な支援場面、1つ1つを大切にしていきたい。